女将の食卓

和食屋(ただいま休業中)の女将が、普段の食卓からお役立ちのポイントをお知らせします。

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「晩酌の流儀」でやっていた鰻のフルコースをやってみたら絶品でした!

毎週、楽しみに見ている番組の1つに「晩酌の流儀」があります。

私は家で缶ビールは飲まないのですが、晩酌は毎日のようにやっているので、この楽しみ方はとっても参考になります。

中でも気になったのが、「980円うなぎのフルコース」です。

鰻と言うと、お重で食べたり、お寿司で食べたり、うざくで食べたり、というのはありますが、コースで食べたことなんてない気がします。

それも980円の鰻でできるとやっていたので、この度、真似してやってみることにしました。

 

「晩酌の流儀」でやっていた鰻のフルコースをやってみたら絶品でした!

お買い得の鰻

高い鰻は勿論、美味しい。

ですが、今回は、スーパーでお買い得の安い鰻がとっても美味しくなる下処理というのがあったので、敢えて、そういう鰻を買ってみました。

我が家が今回、買ったのはこちら。

ハナマサで買ってきた国産ではない鰻、天然ものではなく養殖です。

価格は980円ではなかったですが、普通の鰻より大きめで1190円なので、ちょうどいい感じかと思いました。

美味しくなる下処理

深さのあるフライパンにお湯を沸かして、そこにたっぷりのお茶葉を入れて、濃いめのお茶を出します。

 

そこに、鰻を入れて10分、沸騰したまま煮ます

テレビでは、1本そのままやっていましたが、我が家のフライパンにはそのままでは入らなかったので、あとで分けやすいように(蒲焼き1/3,柳川風1/3、うざくとお茶漬けが1/6ずつなので)1本を3つに切って、入れてみました。

ぼこぼこ煮ます。

 

それを水で洗って、よく拭きます。

この時、すでにかなり柔らかくなっているので、形がくずれないよう注意です。

 

フライパンにたれを入れて、そこに鰻を入れて、たれをかけながら煮詰めます

今回の鰻にたれの袋が1袋ずつついていましたが、それだけでは足りなかったので、自家製めんつゆも足して、使いました。

 

蒲焼きは、これで出来上がりです。

蒲焼き

山椒をふりかけていただきます。

 

うざく

うざくは、一口大に切った鰻と胡瓜の千切り、茗荷と生姜のせんぎりをのせて、土佐酢をかけて仕上げます。

今回、茗荷を忘れたので、おろし生姜をのせて、お土産でいただいたちょっと甘いべんり酢というのがあったので、それをかけて超簡単に出来上がりです。

 

柳川風ならぬ鵜玉

本当は、ささがきのごぼうを入れて作る柳川風でしたが、美味しそうなごぼうがうっていなくて断念。

たっぷりの玉葱で作りました。

 

手順

薄切りにした玉葱を少し甘めのめんつゆで柔らかくなるまで煮ます。

 

そこへ、食べやすい大きさに切った鰻を並べます。

 

卵には山芋を入れて、ということだったので、長芋のすりおろしと冷凍のやまといもを入れてみました。

 

それをお鍋に流し入れて、ふたをして蒸せば出来上がりです。

 

 

出来上がり!

ふわっふわ卵のうなたまができました。

 

だし茶漬け

ご飯の上に、一口大に切った鰻をのせ、葱や海苔、胡麻などをちらし、出汁(今回は、白出汁を薄めたもの)をかけて、出来上がりです。

 

このお茶漬けは、翌日の朝ごはんに食べましたが、前の日の夜に、3品の鰻料理を味わいました。

感想

下処理をする前の状態の鰻を食べていないので、なんとも・・・ですが、この鰻、本当に美味しかったです。

勿論、変な臭みもなく、そして、ふわっふわの柔らかさとふっくら感、こんな美味しい鰻をこんなに1人1本食べられるなんて・・・ととっても幸せでした。

それにしても、下処理と言っても、ほんのひと手間ですし、あとは、料理というほどの手順でもなくて、こんなにいろんな味の鰻を楽しめて本当に良かったです。

うなたまは、ご飯にのっけて丼にしてもとっても美味しそうですし、おうどんでも美味しそう。

うざくもいいおつまみになりますし、お茶漬けも幸せ気分を感じられて良かったですが、なんといっても、蒲焼きが鰻そのものの美味しさを味わえて絶品!

暑いうちに、またもう1回やってみたい!と思うくらいの満足コースでした。