栃木の姿、夏は浴衣すがただったので、なるほど~という感じですが、秋はちょっと思い浮かばないですよね。
ですが、これを見ると、納得していただけるはず。
艶すがた 純米吟醸 原酒
栃木県栃木市飯沼銘醸さんの姿
秋のお酒、秋あがり、「艶すがた」です。
うちのお客さまは、私より上の方も多いので、「あっ、キョンキョン!」と喜んでくださる方が多いです(ブログを読んでいる方は、知らない方も多いでしょうね)。
ラベルの色も夏とはガラっと変わって、秋らしい紅葉をイメージする色です。
麹米には、酒米で有名な山田錦、掛米には、北海道の彗星を使用しています。
飲んでみました!
味わい
姿らしいフルーティさを感じます。
とろんとした舌触り、丸みのある甘さを感じますが、勿論、べたべたする甘さではなく、後味がスッキリです。
米の甘みをしっかり感じるお酒です。
お薦めの肴
煮物
ほんのり甘い味付けの煮物と一緒に飲むと、お酒がキリっと感じられて、飲みやすくなりました。
相性が良いおつまみです。
煮魚
こってこてでない上品な味付けの煮魚は、お酒も上品な味に感じられて、どちらもしっかり味わえました。
焼鳥
私の大好きなネック(せせり)です。
お肉の脂がお酒の甘みを抑えて、とってもいい相性です。
柚子胡椒もつけて食べてみたら、お酒の甘みで辛みが少しマイルドになるのは良いのですが、塩気が強すぎてしまうので、控えめにした方が美味しいと思います。
八宝菜
オイスターソースのようなしっかり味にもちゃんと美味しく楽しめました。
ふわっとお酒の香りを感じたのも良かったです。
たらこの煎り豆腐
ワインで感じてしまうような生臭みは勿論ないのですが、優しい味付けだったので、お酒の方が勝ってしまいました。
同じ煎り豆腐でも、もっと甘辛な味の方が合っていたかもしれません。
まとめ
米の甘みをそのまま感じる姿ですが、こういう甘みを感じるお酒には、ほんのり甘い味付けの煮物や煮魚、そして、香ばしく焼いた焼き鳥のような肉の脂がよく合います。
前回の夏のお酒「浴衣すがた」は、甘酸っぱいお料理によく合っていたので、やはり季節が違うと、違うお料理に合うように作られているんだなぁと実感します。
これからお店でも秋らしい食材がどんどん入荷して、秋らしいお料理がどんどん出てくるので、そういうお料理と一緒に楽しんで戴きたいです。
姿のシリーズ