今日は、新しいお酒をご紹介します。
阿部勘 吟のいろは 純米吟醸
宮城塩釜の阿部勘酒造さんの阿部勘 吟米吟醸 吟のいろは
阿部勘さん自体は、古くからある造りてさんで(創業1716年らしいです)、
うちのお店も、もう10年くらい前から仕入れていますが、今回、この吟のいろはというお米を使ったお酒が新登場なのです。
小さくて読みにくいと思うのですが、「吟のいろは」という酒米は、令和元年より作付けが本格志、令和二年二月にこの米を原料とした日本酒が一斉にデビュー。
と書いてあります。
まさしく、デビュー仕立てです。
*最近、そういう県をあげての、新しい酒米作り、酒作りという活動があるらしく、先日、栃木の姿も、新しいお米、「夢ささら」を使ったお酒がデビューしていました。
飲んでみました。
味わい
最初の飲み口はしっかりめで、若干とろんとしています。(個人的に、このとろんが私は大好き)
まろやかな口当たりで、お酒だけで味わうと、少し甘みを感じますが、べたつく甘さではなく、やわらかさを感じます。
阿部勘さんには、食中酒が多いのですが、これもまた、お料理と一緒に長く飲めるお酒です。
お薦めの肴
ほたるいか
まずは、春らしいほたるいか。
辛子酢味噌で食べることが多いと思うのですが、今回は柚子胡椒をちょっとつけて食べてみました。
結果、柚子胡椒がこのお酒には強すぎたので、そのままのほたるいかの方が合いました。
炙り豚
先程、強く感じた柚子胡椒ですが、炙り豚につけて食べてみたら、お酒とも合いました。
ふっと抜ける香が良かったです。
お魚の甘酢漬け
酢の味の後に飲むと、ふわ~っと口の中にひろがる華やかさがあり、純米吟醸らしさを感じました。
甘酢の味もひきたって、とっても相性が良かったです。
お酒もおつまみも進んでしまう系です。
八宝菜
いろんな具材の入った八宝菜にも、よく合います。
お好みで、お酢をかけると、なお、ぴったりですね。
じゃが芋のグラタン
こちらのメニュー、我が家での定番で、いつもは、泡(スパークリングワイン)や白ワインで楽しむのですが、今回は、こちらの日本酒で食べてみました。
そうしたら、とっても合うのです!
このグラタンを食べて、お酒を飲むと、お酒の香りをより感じられました。
米の甘みとお芋の甘みが合うのでしょうか。
特に、焦げたチーズのカリカリの部分がとってもよく合って、相性バッチリでした。
宮城塩釜には、こちらの「阿部」さんが多いと聞きます。
酒屋さんも魚屋さんも阿部さん。
そして、塩釜では、美味しい鮪がとれるので、そんな鮪に合うようにお酒を作っていると、以前、阿部勘さんに聞いたことがあり、確かに、お刺身との相性が抜群の阿部勘さんですが、今回は、敢えて、いろいろなお料理を合わせてみました。
今回、このお初のお米から作られた、いつもの阿部勘さんと違う味わいのお酒でしたが、いろいろなお料理に合う、やはり優秀なお酒、さすが!でした。